ブログを続けていくと、ある日ふと、暗闇の中でボールを投げ続けているような不安に襲われることがあります。「この書き方で合っているのか?」「本当に誰かに届いているのか?」
そんな時、あなたの「羅針盤」になってくれるのが、Googleサーチコンソールです。
これは、読者が「どんな言葉を打ち込んで、あなたのブログに辿り着いたか」を教えてくれる、いわば**「読者からの返信メール」**のようなもの。第9回では、数字の裏にある読者の体温を感じ、ブログを賢く育てるための「大人の分析術」をお伝えします。
1. 「100のPV」より「1つの検索意図」を愛でる
多くの人は「アクセス数が○件増えた、減った」と一喜一憂します。しかし、48歳の私たちが大切にすべきは、数の多さよりも「どんな言葉で辿り着いてくれたか」という質の部分です。
サーチコンソールを開き、「検索パフォーマンス」を覗いてみてください。 そこには、あなたが想像もしていなかったキーワードが並んでいるはずです。 例えば、「副業 やり方」で書いた記事なのに、実際には「40代後半 スキルなし 絶望」という言葉で読まれていたとしたら……。
それは、読者があなたに**「もっとこういう話が聞きたい」と切実にサインを送っている証拠**です。その小さなサインを見逃さず、読者の心に寄り添うように記事を微調整(リライト)すること。これこそが、大人の分析の醍醐味です。
2. 過去の自分を「リライト」で救い出す
ブログの素晴らしいところは、一度書いたものを何度でも作り直せることです。
分析の結果、あまり読まれていない記事が見つかっても、それは「失敗」ではありません。それは「伸び代(のびしろ)」です。 「今の私なら、もっと分かりやすく伝えられる」「あの時書き忘れた、このエピソードを加えよう」 そうやって、過去の自分が書いた記事に、今の自分が新しい息吹を吹き込む。これを「リライト」と呼びます。
サーチコンソールで「表示回数は多いけれど、クリックされていない記事」を見つけたら、それはタイトルの付け方を少し変えるだけで、宝石に変わる可能性を秘めています。過去の自分と対話するように、記事を磨き直していきましょう。
3. 「平均掲載順位」は、Googleからの期待値
順位が10位だったとしても、がっかりする必要はありません。1ページ目に表示される(10位以内に入る)ということは、Googleがあなたの記事を「世界中の情報の中で、トップ10に入る価値がある」と認めたということです。
「あと一歩、何を足せばもっと喜んでもらえるか?」 そう考えて、自分の経験に基づいた具体的なエピソードや、図解、あるいは読者の背中を優しく押す一言を付け加える。
数字を追うのではなく、**「どうすればもっと誠実に応えられるか」**を考える。その姿勢こそが、結果として検索順位を押し上げ、長く愛されるブログを作っていくのです。
4. 内部リンク:次の一歩へ
データを通じて読者との絆を深めたら、いよいよこの連載も最終回です。
次回、【第10回】100点よりも「継続」を。48歳から始めたブログが、人生の第2章を輝かせる理由。 テクニックを超えた先にある、ブログが私たちにもたらしてくれる本当のギフトについて、最後にお話しします。



