「文章なんて、学校の作文以来まともに書いたことがない……」
ブログの管理画面を前にして、真っ白なページに指が止まってしまう。そんな経験はありませんか? 特に最近は、AIにキーワードを入れれば、数秒で「それらしい答え」が返ってくる時代です。「わざわざ自分が書く意味なんてあるのだろうか」と、ふと虚しさを感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、少しだけ立ち止まって考えてみてください。あなたが本当に困っているとき、心が救われるのは、AIが吐き出す「完璧で無機質な正論」でしょうか。それとも、48年という歳月を重ねた生身の人間が、迷い、悩み、それでも見つけ出した「生きた言葉」でしょうか。
第5回では、小難しいテクニックを一度すべて捨てて、読者の心に真っ直ぐ届く「体温のある文章」の書き方をお伝えします。
1. 「たった一人の友人」に手紙を書くように
ブログは不特定多数に向けて発信するものだと思われがちですが、実はその逆です。大勢に向けて「正解」を語ろうとする文章は、誰の心にも残りません。
画面の向こうにいるのは、かつての自分自身。あるいは、今まさにあなたと同じ問題で夜も眠れずに悩んでいる「たった一人の友人」です。
その人があなたの目の前の椅子に座っていると想像してみてください。あなたは、その人にどんな言葉をかけますか? 難しい専門用語を並べ立てたり、上から目線で説教したりはしないはずです。「私もそうだったよ」「こうしたら少し楽になったよ」と、隣に座って語りかけるはずです。その「話し言葉」の延長線上に、最高のブログ記事は存在します。
2. 結論から伝え、理由は「自分の痛み」で補う
大人の文章には、読者への優しさとして「潔さ」が必要です。読み手は、忙しい日常の隙間を縫ってあなたのブログに辿り着いています。だからこそ、まずは出し惜しみせずに「結論」から伝えてあげましょう。
「この悩みの答えは、〇〇です」
その後に続く理由は、教科書のコピーではなく、必ずあなたの実体験を添えてください。 「なぜなら、私が実際にやってみて、こんな失敗をしたからです。でも、こう変えたら景色が変わったんです」
この「体験」というフィルターを通した瞬間に、文章には熱が宿ります。AIには決して到達できない、あなただけの「独自性」が生まれる瞬間です。これこそが、Googleが今、最も高く評価しているポイントでもあります。
3. 「不器用な情熱」こそが、最大の信頼に変わる
文章を綺麗に整えようとしすぎないでください。言葉に詰まったり、少し表現が不器用だったりしても、それが「一人の人間が、汗をかいて書いている」という何よりの証拠になります。
最近のネットの世界で多くの人に支持されているのは、立派な功績を誇る人ではありません。自分の弱さや失敗を隠さず、それでも前を向こうとする「等身大の人」です。
「ITには詳しくないけれど、必死で設定を終えた時の達成感を伝えたかった」 その飾らない言葉が、読者の「自分もやってみようかな」という勇気に火をつけます。知識を教えるのではなく、あなたの生き方で誰かの背中をそっと押す。それこそが、48歳の私たちがブログを書く本当の価値なのです。
4. 次の一歩へ
心に届く文章の書き方が見えてきたら、次は「その言葉を必要としている人に届ける工夫」が必要です。
次回、【第6回】SEO超入門。48歳の初心者が「ロングテールキーワード」で検索上位を狙う方法では、あなたの魂の込もった記事を、砂漠の中から見つけ出してもらうための「魔法のキーワード」の見つけ方を解説します。



