「禁煙すると、太る。」
都市伝説だと思っていたその言葉は、残酷にも私の体重計の上に数字として現れました。 禁煙開始から2ヶ月。28年間のヤニ汚れを落とし、清々しい毎日を送っているはずの私の身体は、しっかりと「2kg」の脂肪(あるいは幸せ)を蓄えてしまったのです。
でも、今の私は、かつてのように「太った自分」を責めてはいません。 なぜなら、この2kgは、私の**五感が正常に機能し始めた「勝利の勲章」**でもあるからです。
なぜ、28年の喫煙者は「2kg」太るのか?
理由はあまりにも明白でした。 「この世界の食べ物が、美味しすぎた」。ただ、それだけです。
かつての私は、タバコという名の麻薬で味覚を麻痺させ、空腹をニコチンで誤魔化し、食事を「単なる作業」として処理してきました。 しかし、霧が晴れた今の私の舌は、白米の甘みを、味噌汁の香りを、旬の野菜の生命力を、全力でキャッチしてしまいます。
一口の満足度が上がったはずなのに、あまりの美味しさに、ついつい「もう一口」が止まらない。 この2kgは、私が人生で初めて**「食べ物の本当の姿」**に出会えた代償なのです。
「28年間の不健康」 vs 「2kgの増加」
ここで、プロの視点から冷静に分析してみます。 タバコを吸い続けることで削られていた寿命と、美味しく食べて増えた2kg。どちらが「健康的」でしょうか?
答えは明白です。 肺に酸素を取り込み、心臓の叫びが止まった今の私の身体は、数値上の2kg増を補って余りあるほどの「活力」に満ちています。 かつての私は「痩せこけた喫煙者」でしたが、今の私は「人生の味を知り始めた48歳のチャレンジャー」です。
これからの戦略:この「2kg」を「彩り」に変える
私はこの2kgを放置するつもりはありません。 ここからが、私のブログの第2章です。
- 「量」から「質」への完全移行: 美味しすぎるからこそ、一口を30回噛み、脳を満足させる「マインドフル・イーティング」の実践。
- 身体が動きたがっている声を聴く: 肺が綺麗になった今、この2kgを燃焼させるための「散歩」は、かつての苦行ではなく、最高のリフレッシュになります。
- ダイエットを「実験」として楽しむ: 48歳、28年の喫煙歴を持つ男が、どうやってこの2kgを落とし、さらに輝く身体を手に入れるのか。その過程をすべて公開します。

