「笑ってください。昨日の朝、76.4kgという数字を見て、28年の喫煙歴と同じくらい暗い顔をしていた僕を。」
今朝、恐る恐る体重計に乗った僕の目に飛び込んできたのは、「75.5kg」という数字でした。 昨日からマイナス0.9kg。
「…(笑)」
思わず声が出てしまいました。昨日のあの、この世の終わりのような絶望感は何だったのか。2.5kg増えたと嘆き、もう自分は一生痩せないんじゃないかと本気で落ち込んだ自分を、後ろから笑い飛ばしたい気分です。
しかし、これはただのラッキーではありません。28年、タバコと不摂生で痛めつけた僕の体が、ようやく「再生」の狼煙(のろし)を上げた合図なのだと確信しています。
1. 昨日の自分へ:絶望を一杯の白湯で飲み込んだ夜
正直に告白します。昨日の「76.4kg」という数字は、僕の心をへし折るには十分すぎる威力でした。 「禁煙して、料理も頑張って、ラジオ体操までしているのに。なぜ太る?」
禁煙後のイライラと、報われない努力。かつての僕なら、ここで迷わずコンビニへ走り、タバコを一箱買っていたでしょう。「どうせダメなんだ」という言い訳を煙と一緒に吐き出していたはずです。
でも、昨日の僕は違いました。 震える手でタバコを掴む代わりに、僕はポットでお湯を沸かし、ゆっくりと白湯を飲みました。 「48歳。ここで辞めたら、僕は一生『逃げる男』で終わる。」 その一杯が、僕の夜を救い、今日の「75.5kg」を連れてきてくれたのだと思います。
2. なぜ0.9kgも動いたのか? 48歳A型男の「徹底要因分析」
世界トップ3の講師からも「理論的に書け」と厳命されていますので、なぜこの変化が起きたのか、僕なりに3つの仮説を立ててみました。
① 「彩り」が脳の飢えを満たした
これまでの僕の食事は、茶色いものばかりでした。しかし、松田リエ式レシピを参考に「彩り」を意識し始めてから、不思議とドカ食いしたい欲求が消えたのです。目から入る栄養が、脳の「満足スイッチ」を押してくれたのかもしれません。
② ラジオ体操が呼び覚ました「深呼吸」
28年間の喫煙で、僕の肺は浅い呼吸しかできなくなっていました。毎朝のラジオ体操で、無理やりでも深く息を吸い込み、吐き出す。この当たり前の動作が、眠っていた基礎代謝のエンジンを無理やり再始動させた。この0.9kgは、溜まっていた「淀み」が排出された証拠ではないでしょうか。
③ 「完璧主義」との決別
A型の僕は、いつも「100点」を目指して、80点しか取れない自分に絶望してきました。でも今回は「ラジオ体操ができればOK」「お米が甘ければ幸せ」と、ハードルを地面まで下げました。この「心の余裕」が、ストレスホルモンを減らし、脂肪が燃えやすい環境を作ったのかもしれません。
3. これは「成功」ではない。戦う準備が整っただけだ
ここで浮かれるほど、僕は若くありません。 1日で0.9kg減ったということは、明日には1kg増える可能性も十分にある。それが48歳の体のリアルです。
でも、今回の「0.9kg減(笑)」が僕に教えてくれたのは、「体は、裏切らない」ということです。 28年も放置してきた僕の細胞たちは、僕が本気で自分を拾いに行こうとしていることを察知し、応えてくれようとしている。
75.5kg。 目標の65kgまでは、まだ10.5kgもあります。 エベレストの登山で言えば、まだベースキャンプに辿り着いたばかり。でも、昨日の僕は、そのベースキャンプすら見失って遭難しかけていたのです。
最後に:もしあなたが、鏡を見て絶望しているなら
48歳。禁煙中。自炊も運動も初心者。 そんな僕でも、一晩で景色を変えることができました。 数字に笑われ、鏡を見て落ち込む日は、これからも何度でも来るでしょう。
でも、その「一喜一憂」こそが、自分の人生を自分の足で歩いている証拠です。 タバコで誤魔化すのを辞めたからこそ、この0.9kgの重みが心に響く。
僕は明日も、体重計に乗ります。 増えていても、減っていても、またここで「笑いながら」報告します。 僕の足掻き(あがき)が、誰かの勇気になれば幸いです。
一緒に、不格好に、でも確実に自分を拾いに行きましょう。

