冬の食卓の定番である「おでん」。
大鍋でたっぷり作って2日目までは美味しく食べられても、3日目になると家族から「えー、今日もまたおでん?」と露骨に嫌な顔をされ、ため息をついた経験はありませんか?
かといって捨てるのはもったいないし、仕事終わりに別の料理をイチから作る気力なんて残っていないですよね。
この記事では、そんな残り物のおでんを、たった10分で絶品の「カフェ風和風グラタン」に生まれ変わらせる魔法のリメイク術を徹底解説します。
最後まで読めば、おでん特有の「水っぽくなってシャバシャバのグラタンになる」という誰もが陥る失敗を完全に防ぐことができます。 そして、オーブンから出てきたアツアツのグラタンを見たご家族が「えっ、これ本当におでんから作ったの!?美味しい!」と目を輝かせておかわりしてくれる、笑顔あふれる食卓をお約束します。
【この記事のポイント】
おでんリメイクグラタンで絶対にやってはいけない失敗と悲しい体験談
おでんをグラタンにリメイクするというアイデアは、テレビやレシピサイトでよく見かけます。 しかし、「適当にやればいいんでしょ」と甘く見てかかると、取り返しのつかない大失敗を引き起こします。
おでんの汁と大根の水分で「シャバシャバの水没グラタン」になる悲劇
過去の私は、3日目のおでんを消費するために、見よう見まねでグラタンリメイクに挑戦しました。
「おでんの汁も旨味だからたっぷり入れよう」と思い、大きめに切った大根と一緒におでんの汁をグラタン皿になみなみと注ぎ、その上にホワイトソースとチーズを乗せてオーブンに入れました。
数十分後、焼き上がったオーブンを開けて絶句しました。 そこにあったのは、こんがり焼けたグラタンではなく、「チーズが分離して浮いている、シャバシャバで濁った謎の液体」だったのです。
大根から大量の水分が染み出し、おでんの汁とホワイトソースが完全に分離して水没していました。 食卓に出した時の家族の無言の空気、「これなら普通におでんとして食べたかった」と言われたときの気まずさと徒労感は、今でも忘れることができません。
味が薄い・出汁とチーズが喧嘩して「クリーミーなおでん」にしかならない
もう一つのよくある失敗が、「味のぼやけ」です。
和風のおでん出汁は非常に主張が強いため、スーパーで買ってきた特売の安い「とろけるチーズ」や、適当に作った薄いホワイトソースを合わせると、味が完全に負けてしまいます。
結果として、洋風のグラタンにはならず、ただ牛乳をかけただけの「変にクリーミーなおでん」という不気味な食べ物が完成してしまいます。 和風出汁の強さに負けない、濃厚なコクのあるチーズを選ぶことが、リメイクを成功させる最大の鍵なのです。
おでんリメイクグラタンが人気の理由|マツコも注目する出汁とチーズの相性
そもそも、なぜ純和風の「おでん」が洋風の「グラタン」に合うのでしょうか。
マツコも注目?和風出汁と乳製品の相乗効果が絶品の理由
おでんをグラタンにリメイクするアイデアは、「マツコの知らない世界」などのテレビ番組でも取り上げられ、SNSの「つくれぽ」でも1000件を超える大人気レシピとなっています。
その人気の秘密は、「昆布や鰹の和風出汁」と「牛乳やチーズの乳製品」が持つ、旨味の相乗効果にあります。 出汁に含まれるグルタミン酸やイノシン酸などの旨味成分は、乳製品のコクや動物性の脂肪分と合わさることで、味に猛烈な深みと複雑さを生み出します。
これは、明太子パスタや和風カルボナーラが美味しいのと同じ原理です。 おでんの汁は、最高の「和風ブイヨン」として機能するのです。
おでんの具材(練り物・卵・大根)がグラタンの具材にベストマッチ
おでんに入っている具材は、実はどれもグラタンにぴったりです。
- 練り物(ちくわ・さつま揚げ): 魚介の旨味が詰まっており、シーフードグラタンのような役割を果たします。
- ゆで卵: グラタンの定番具材。マカロニの代わりのボリューム要員になります。
- 大根・こんにゃく: 出汁をたっぷり吸っており、チーズの塩気と合わさるとジューシーで新感覚の美味しさを発揮します。
わざわざ鶏肉や玉ねぎを炒めなくても、すでに出汁が染み込んだ完璧な具材が揃っているため、圧倒的な時短でリメイクできるのが最大の魅力です。
失敗しないおでんリメイクグラタンの材料と黄金比
水没グラタンを防ぎ、最高の一皿を作るための材料選びと「汁の黄金比」をお伝えします。
基本の材料と分量|おでんの具材・チーズ・牛乳・ホワイトソース
【材料(2〜3人分)】
- 余ったおでんの具材:適量(大根、卵、練り物などなんでもOK)
- おでんの汁:大さじ2〜3杯(※これ以上は絶対に入れない)
- ホワイトソース(市販でも手作りでも可):150g
- ピザ用チーズ(コクの強いものがおすすめ):たっぷり
- パン粉:大さじ1(サクサク感を出すため)
出汁を活かすホワイトソースの選び方と豆乳での代用
ホワイトソースを小麦粉とバターから手作りしても良いですが、平日夜の時短を考えるなら「市販のホワイトソース(ハインツなど)」に頼るのが圧倒的におすすめです。
市販のソースは粘度が高くしっかりしているため、おでんの水分と合わさってもシャバシャバになりにくく、失敗を未然に防いでくれます。 また、牛乳の代わりに「豆乳」を使うと、和風出汁との親和性がさらに高まり、湯葉グラタンのような上品であっさりとした味わいに仕上がります。
おでんリメイクグラタンの作り方|シャバシャバを防ぐプロの手順
それでは、最も重要な「水分のコントロール」に特化した、絶対に失敗しない作り方の手順を解説します。
ステップ1:大根などの具材を小さく切り、しっかり水分を飛ばす
まずは、おでんの具材をグラタン皿に取り出します。 ここで重要なのが、大根やこんにゃくなどの水分の多い具材は、必ず「一口大」に小さくカットすることです。
大きいままだと、焼いている最中に中から大量の水分が染み出してソースを崩壊させます。 切った具材は、キッチンペーパーで軽く表面の汁気を吸い取っておくと、さらに失敗のリスクが下がります。
ステップ2:おでん汁とホワイトソースの「黄金比」を守る
グラタン皿に並べた具材の上に、ホワイトソースをかけます。 そして、おでんの汁を上から回しかけますが、汁の量は「ホワイトソースに対して2割程度(大さじ2〜3杯)」を絶対に守ってください。
これ以上おでんの汁を入れると、確実に水没してシャバシャバになります。 大さじ2杯の出汁でも、焼いている間に具材から出る旨味と合わさって、十分に和風の風味を感じることができます。
ステップ3:濃厚なチーズをたっぷりのせて高温で香ばしく焼く
最後に、ホワイトソースを覆い隠すようにたっぷりのチーズを乗せ、お好みでパン粉を散らします。
200度に予熱したオーブン、またはオーブントースターに入れ、チーズにこんがりと美味しそうな焦げ目がつくまで10〜15分ほど焼きます。 すでに具材には火が通っているため、「チーズが溶けて美味しそうな焦げ目がつけば完成」という手軽さも嬉しいポイントです。
グラタンを格上げする最強のお取り寄せチーズとおしゃれな器
和風出汁に負けない圧倒的なコク!花畑牧場の「十勝ラクレット」
「手順通りに作ったけれど、なんだか味がぼやける」「もっと本格的なレストランの味にしたい」 そんな悩みを持つ方に、私が強くおすすめしたいのが、味の決め手となる「極上のチーズ」への投資です。
スーパーの安いチーズでは、どうしてもおでんの強い和風出汁に味が負けてしまいます。 そこでおすすめなのが、テレビでも度々紹介される「花畑牧場の十勝ラクレットチーズ(クラッシュタイプ)」です。
このチーズをおでんグラタンに乗せて焼くと、オーブンを開けた瞬間に芳醇で香ばしい香りがキッチンに広がります。 大根と濃厚なラクレットチーズが口の中でとろけ合い、子供たちは「これおでん!?毎日これがいい!」と大絶賛しました。 どんな適当なリメイクでも、このチーズさえ乗せれば全てが「ごちそう」に変わる魔法のアイテムです。
おでんリメイクの比較表|失敗しないための必須アイテム選び
グラタンリメイクを成功させるためのお助けアイテムを比較しました。
| 必須アイテム | おすすめのブランド・商品 | 使用するメリットと効果 |
| 濃厚チーズ | 花畑牧場 十勝ラクレットチーズ | 和風出汁に負けない圧倒的なコクで、味を一流に格上げ |
| ホワイトソース | ハインツ ちょっとだけホワイトソース | シャバシャバの水没を防ぎ、ダマになる手作り失敗を回避 |
| グラタン皿 | KINTO ほっくり グラタン皿 | 見栄えが劇的に良くなり、カフェのようなおしゃれな食卓に |
この中でも、「花畑牧場の十勝ラクレット」は、一度使えばスーパーのチーズには戻れなくなるほどの破壊力を持っています。
つくれぽ1000級!おでんリメイクの人気アレンジ|グラタン以外も紹介
「グラタンはちょっと重たい」「もっとご飯に合うものがいい」という方のために、グラタン以外の絶品リメイクアイデアもご紹介します。
おでんリメイクドリア|ご飯とチーズでボリューム満点のメイン料理に
グラタン皿にご飯を敷き詰め、その上におでんの具材、ホワイトソース、チーズを乗せて焼けば、ボリューム満点の「おでんドリア」が完成します。
ご飯があることで、大根などから出た多少の水分をご飯が吸ってくれるため、グラタンよりもさらに失敗(水没)のリスクが減ります。 食べ盛りのお子様がいるご家庭には、こちらの方が喜ばれること間違いなしです。
おでんリメイク和風カレー|出汁を活かした蕎麦屋のカレー風
おでんの汁を究極に活かせるのが、「和風カレー」へのリメイクです。
おでんの汁にカレールーを溶かし入れ、必要であればお湯で濃さを調整します。 具材はそのままゴロゴロと入れ、仕上げに片栗粉で少しとろみをつければ、まるでお蕎麦屋さんで出てくるような、出汁の効いた絶品和風カレーがあっという間に完成します。
おでんリメイクお好み焼き|具材を細かく刻んで生地に混ぜる
おでんの具材が少なくなってきた時におすすめなのが、お好み焼きです。
練り物やこんにゃく、大根などをみじん切りにして、お好み焼きの生地(小麦粉、卵、キャベツなど)に混ぜ込んで焼きます。 おでんの具材自体に味がしっかり染み込んでいるため、ソースをかけなくても美味しく食べられる、新感覚のチヂミやお好み焼きになります。
おでんリメイクグラタンの保存方法とよくある疑問(Q&A)
Q1:作り置きしたグラタンの保存方法と、翌日でも食べられる?
焼く前の状態(具材とソースを重ねた状態)であれば、ラップをして冷蔵庫で保存し、翌日に焼いて食べることは十分に可能です。
ただし、おでんの具材はすでに数日火が通っている状態ですので、衛生面を考慮して、リメイクしたその日、遅くとも翌日のうちには食べ切るようにしてください。 万が一、酸っぱい臭いがしたり、汁が糸を引いたりしている場合は、食中毒の危険があるため絶対に食べずに廃棄してください。
Q2:どうしても出汁とホワイトソースがゆるい・シャバシャバになったら?
もしオーブンで焼く前に「ソースがシャバシャバだ」と気づいた場合は、「水溶き片栗粉」を少量混ぜて電子レンジで1分ほど加熱し、とろみをつけてからチーズを乗せて焼いてください。
焼いた後に水没してしまった場合は、ごまかしがききません。 その場合は、バゲット(フランスパン)を添えて、「和風チーズスープ」としてパンを浸して食べるスタイルに切り替えるのが、一番被害の少ないリカバー方法です。
余ったおでんは絶品グラタンにリメイクして、賢く美味しく乗り切ろう
おでんが余ってしまった3日目の夜。 「またおでんか…」という家族の落胆した声を聞くのは、もう終わりにしましょう。
この記事でお伝えした以下のポイントを守れば、失敗知らずの絶品リメイクが可能です。
- 水分の多い大根は小さくカットし、汁気を拭き取る。
- おでんの汁は「ホワイトソースの2割(大さじ2〜3)」の黄金比を厳守する。
- 和風出汁に負けない「濃厚な極上チーズ(ラクレットなど)」で一気に味を格上げする。
ほんの10分の手間で、残り物のおでんがカフェの看板メニューのようなおしゃれで美味しい和風グラタンに変身します。 アツアツのチーズがとろけるグラタンを囲んで、ご家族で「美味しいね!」と笑顔になれる豊かな食卓を、ぜひ今日の夕飯で実現させてくださいね。

